ゲームマーケットに出展してみたい。でも、面白いアイデアがあるだけでは形にならない。そんな壁にぶつかったことのあるボードゲーム デザイナー志望の方は少なくないはずです。テストプレイの回し方、ルールの書き方、製品化までの流れ。誰かに体系立てて教わる機会は、実はあまりありません。
ボードゲーム デザイナー ガイドブックは、そんな空白を埋めるために書かれた実用書です。著者のトム・ヴェルネックは、「ドイツ年間ゲーム大賞」の設立メンバーのひとりであり、ドイツ・ボードゲーム界の第一人者と言われる人物。40作以上のボードゲームを自ら手がけ、評論家として長年ドイツの新聞コラムでも発言してきました。
ボードゲーム デザイナーの悩みを知り尽くした著者だからこそ書ける内容
本書がロングセラーであり続けているのは、著者自身が現場を知っているからだと思います。アイデアを思いついた瞬間から、テストプレイを重ね、ルールを整え、実際に製品として世に出すまで。その一連のプロセスで何につまずきやすいかを、30年の経験にもとづいて具体的に語っています。
訳者は「Table Games in the World」でレビューを発信する小野卓也氏。ドイツ語で書かれた専門的な内容を、日本のボードゲーム事情にも通じる訳者が手がけているため、海外の理論書にありがちな距離感を感じさせません。
初心者からベテランまで、それぞれの読み方ができる
これから初めてボードゲームを作ってみようという人にとっては、何から手をつければいいかの道しるべになります。一方で、ゲームマーケットに何度も出展してきたベテランにとっても、自分のやり方を見直すきっかけになるはずです。コストパフォーマンスよく作品を仕上げるための視点は、経験を積んだ人ほど改めて発見が多いところかもしれません。
デザインのひらめきだけでは、ゲームは完成しません。形にするための技術を、この一冊で確かめてみてください。詳しい目次や仕様は商品ページでご確認いただけます。次の作品づくりの前に、机の上に置いておきたい一冊です。