Eamesと聞いて思い浮かぶのは、たいてい椅子です。ラウンジチェアやシェルチェアの名前を知っている人は多くても、この事務所がトランプを作っていると知っている人は少ないはずです。Eames Playing Cardsは、そのEames OfficeとArt of Playが組んで生まれた一組です。

裏面にはEamesのロゴがそのままあしらわれています。星の光が四方に広がるようなこのマーク、公式サイトでは「デザインの目的を果たすための、尽きない想像力の爆発」を象徴していると説明されています。カードの裏を眺めているだけで、椅子やテーブルを生み出してきた事務所の理屈が透けて見えるような気がしてきます。
Eames Playing Cardsの表面デザイン
表のデザインは、幾何学的な形の中に自然の持つ威厳を見出したものだそうです。直線や円といった無機質なはずの形が、なぜか有機的に見えてくる。そのちぐはぐさこそが、このカードの面白いところだと思います。トランプという小さな紙の中に、建築家夫妻の視点が凝縮されています。
エディションは全部で4種類あります。オフィスロゴを使ったStarburst、カラフルな円がにぎやかなHang-it-all、凧をモチーフにしたKite、そして遊び心のあるThe little toy。どれも同じEamesでありながら、手にした印象はずいぶん違います。集めて並べてみると、一つのブランドがこれだけ幅を持てるのかと驚くはずです。
Eames Officeというデザイン事務所について
Eames Officeは1941年、チャールズとレイのイームズ夫妻がロサンゼルスに設立したデザイン事務所です。建築、家具はもちろん、映像やテキスタイル、玩具、展示デザインまで手がけ、デザインの世界に大きな影響を残してきました。トランプという分野に足を踏み入れたのも、その幅広さを考えれば自然な流れだったのかもしれません。
普段使っているトランプとは、手に取ったときの重みも印象もどこか違います。商品ページはこちらから見てもらえます。デザイン好きの棚に一組、置いてみてはどうでしょうか。