手のひらに乗るくらいの箱を渡されて、開けてくださいと言われる。なんとかしてあけようとしますが、そもそも何もきっかけがつかめません。からくり小箱2は、そんな最初の戸惑いから始まる箱です。
作っているのは「からくり創作研究会」。箱根小田原地方に伝わる秘密箱の技法をもとに、職人たちが自由な発想で仕掛けを組み込んだ木箱を数多く手がけています。その中でも小箱2は、初めてからくり箱に触れる方に向けて作られたシリーズの一つです。
からくり小箱2の見た目とサイズ感
本体のサイズは42×47×60mm。手のひらにすっぽり収まる大きさで、中の収納部分は23×32×24mmほどです。小さなアクセサリーを忍ばせるのにちょうどいい大きさですが、この箱の面白さは中身よりも開けるまでの過程にあります。
材料には桜と朴が使われています。桜の木肌はきめが細かく、手に取ると程よい重みと滑らかさを感じます。派手な装飾はなく、木そのものの色合いと質感で魅せる作りです。
一回目の動きに戸惑う面白さ
どこを押せばいいのか、どう動かせばいいのか。最初の一手を見つけるまでは、正直かなり迷います。そこかと気づいた瞬間の感覚は、頭で考えるより先に手が納得するような妙な心地よさがあります。詳しい手順についてはここでは触れませんが、実際に手にした方から「思っていたのと違う動き方をした」という声をよく聞きます。
秘密箱という伝統について
そもそも秘密箱は、箱根小田原地方で長く作られてきた伝統工芸品です。からくり箱はこれをもとに、職人たちがそれぞれの発想で自由に仕掛けを組み込んで生まれたものだと言われています。押す、振る、回すといった動作の組み合わせは箱ごとに異なり、同じ手順は二つとないと言ってもいいくらいです。
からくり小箱2は、その中でも動きの数が少なく、構造も比較的シンプルな部類に入ります。とはいえ単純だから物足りないということはなく、少ない手数の中に工夫が詰まっているのを感じられるはずです。
机の上に置いて、来客にちょっと渡してみる。開けられずに首をかしげる姿を眺めるのも、この箱の楽しみ方の一つです。詳しい仕様や在庫はからくり小箱2の商品ページでご確認ください。