ジェームス・ボンド007トランプ by theory11 お取り寄せ紹介【60年の歴史を1組に】

ボンドが部屋に入れば、視線がすべてそこに集まる。そんな一文でパッケージの説明が始まるトランプがあります。ジェームス・ボンド007トランプ by theory11は、1962年の「ドクター・ノオ」から続く007シリーズへのオマージュとして作られたトランプで、ゴールドホイル2層仕様の箱に007ファミリー・クレストが3Dエンボスで刻まれています。アメリカ製、theory11の製造技術による一組です。

James Bond 007 Playing Cards by theory11

正直なところ、映画モチーフのトランプは世の中に数多くあります。ただ、その多くは表面的なロゴやビジュアルの貼り付けにとどまりがちです。このトランプが違うのは、デザインの起点が「クレストと標語」という紋章文化にある点でした。ボンド家の紋章と「Orbis Non Sufficit(世界は十分ではない)」の標語がカード裏面に据えられていて、そこから箱、絵札、エースまでが一貫した世界観で組み上げられています。

ジェームス・ボンド007トランプとはどんなカードか

スーツのエース、ジョーカー、キングやクイーンといった絵札のすべてが、007シリーズのオリジナルデザインでカスタマイズされています。ボックスの内側にも仕掛けがあり、ゴールドフィンガーのペングレネード、ワルサーPPK、私を愛したスパイのスキー・ポール銃、ダイ・アナザー・デイのジンクスのナイフなど、歴代作品の象徴的なガジェットがモチーフとして散りばめられました。一枚ずつ眺めていくと、どの映画のどの場面かを思い出す作業になって、気づけば手が止まっています。

パッケージに宿る60年分のディテール

箱を手に取った瞬間の重みや質感も含めて設計されている印象です。ゴールドホイルの2層仕様と背面の立体エンボスは、写真で見るのと実物とではだいぶ印象が変わります。エレガンスとクラスという言葉は使い古されがちですが、完璧に仕立てたスーツと一流の時計というボンドの記号を、紙とインクの世界に置き換える作業として理解すると、この箱の作り込みに納得がいきます。

お取り寄せでの入手について

この商品はお取り寄せ扱いになります。theory11のライセンス系デッキは国内の一般的な文具店やトランプ売り場にはほとんど並ばず、入荷のタイミングも読みにくいのが実情です。うそのたばこ店でも、007をはじめとした映画・ブランド系トランプはお問い合わせをいただいてから発注をかけることが多く、コレクター目的のお客様からのご相談が中心になっています。棚に並んでいる姿を見て衝動買いする類のカードではなく、探して辿り着く一組といえそうです。

価格は税込2700円です。実際に遊ぶよりも、飾って眺める、あるいは007ファンへの贈り物として選ばれる場面が多いカードだと思います。開封してケースだけ棚に置き、カードは丁寧にしまっておくという楽しみ方も、このデッキには似合っています。